現地のシラス侵食状況をお知らせします。





土木用語で「ガリー侵食」というのを初めて知りました。
ネットで以下のような説明がありました。
ガリーとは?
ガリー侵食(gully erosion, gullying)とは侵食の形態の一つで、谷頭侵食とも呼ばれます。植生の乏しい地表に雨が降ると分水界に囲まれた集水域で水が集まります。特に地表の限界浸透能をこえる大雨が降った場合には表面流出として地表を流れます。そうした流出による侵食には他に面状侵食(sheet erosion)、雨撃侵食(rain splash)、雨裂侵食(rill erosion, rilling)などといった分類が経験的に考えられていますが、ガリー侵食は流出による流水によって地表が谷状に深く掘られる現象で谷頭とよばれる谷の先端部分が削られていく侵食形態で、ある程度の勾配を持つ砕屑物の斜面では優占的に起こります。また、他の分類で挙げた雨裂侵食(もしくはリル侵食)は地表に溝が掘られるものですが、しばしばこのガリー侵食の小規模なものとして扱われます。ガリーは大雨が降った時にのみ水が流れますが普段は水がないという点で河川とは大きく異なります。しかし一度深くガリーが形成された土地はその利用が大変困難になります。

まさに現地はこのような状況です。
姶良・伊佐振興局の技官が現地視察した文書でこの言葉を知りました。
ネット上には多くのガリー侵食情報がありました。
ウィキペディア
岐阜大学ガリーレポート
桜島ガリー侵食
大隅町月野地区崩壊  ここの崩壊状況はまさにゴルフ場工事中断場所と同じです。
自然災害を防ぐ森林  ガリー侵食を防ぐ方法は森林保全です。

結局はシラス台地で山の木を切り倒し、そのまま放置したらガリー侵食が発生し、山地の崩壊、土砂流出が発生するという極めてまともな自然の働きです。
現地のガリー侵食場所の画像です。

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